2013年09月

アイドルの裏バイト斡旋で月200万円稼ぐ!アイドルと飲める「ギャラ飲み」とは・・・!?

 AKB48を筆頭に空前のアイドルブームが続く芸能界。しかし、稼げているアイドルはごくわずか。
テレビに出ているグラドルですら、一般人以上に厳しい生活を強いられるケースも多い。
アイドルがアイドルを売る――稼げないアイドルの増加と飽和状態のなかで、新たな裏稼業が
誕生していた。

 筆者が、芸能界の取材を行うなかで出会ったアイドルにAという子がいる。Aは25歳。
デビューから6年。グラビアや、アイドルユニットのリーダーとして、様々な媒体で活躍してきたが、
ブレイクするまでには至らなかった。一昨年、所属していた事務所も辞め、その後フリーのタレント
として活動している。

 気さくな性格で人脈が広いことと、事務所に所属していない故に、直接連絡を取れるという
気軽さもあり、何か案件があると、度々情報を取りに話を聞いていたのだが、何度かの取材の後、
彼女は筆者に冗談まじりで「お金持ちの人いたら、紹介してよ」というような言葉を口にした。
聞くと、「お小遣いがほしい子たちが大勢いる」というのだ。

 「アイドルの仕事だけでは食べていけない。有名なグラドルや、女優だって同じような状況。
かといって普通のバイトなんて出来ない。だからギャラ飲みとかをやって皆しのいでるの」

 “ギャラ飲み”とは聞き慣れない言葉だったが、聞くと、男性側がお金を払って参加する
合コンのことだという。女性はいわゆるコンパニオン的な存在。ただ、お店のように管理
されたものではないので、女の子たちにとっては都合がいいらしい。

 女の子たちのレベルによるが、それほど知名度のないグラドルやアイドルたちの場合は、
参加して大体1万〜3万円ほどもらえるという。幹事となって男女の参加者を集める側に
回れば、男性側から紹介料ももらえて、かなり美味しい商売になるようだ。顔の広いAは
度々こういうギャラ飲みを主催して生活の足しにしているのだという。

 金額を聞くと、筆者のようなフリーライターでも、出せない額ではない。合コンの飲み代も
もちろん男性持ちだが、時間制限も特にないとのことで、キャバクラをハシゴすらなら
それほどバカ高い遊びでなさそうだ。興味を持った私は、自分も連れていってほしい旨を
告げると、仕事がマスコミだということをアイドルに告げないことを条件に承諾してくれた。

■大手事務所でも月給5万〜7万円
 後日、Aが呼んでくれたのは、かつて地上波でレギュラー番組も複数あったNというグラドルと、
大手グラビア事務所所属のIというグラドルだった。筆者は知らなかったが、連れていった
グラビア好きの友人は両者とも名前は知っていた。

 Aがこういった飲み会によく使うという六本木の完全個室の飲み屋に入ると、ついマスコミ根性で
様々なことを聞いてしまう。Iがギャラ飲みに参加する理由について教えてくれた。

 「イベントや、撮影会、それに今はグラビアの撮影でも、自前衣装ということも少なくない。
贅沢するつもりがなくても、そういった現場に同じ服は着ていけない。手取りで1万円にも
ならない仕事だろうと、パブ扱いでノーギャラの仕事だろうと、1回あたり、1〜2万円の
洋服代はかかる。毎月の給料じゃ全然足りない」

 彼女たちの給料はもちろんピンキリだが、グラビア系だと、トップクラスでもなければ
大手事務所であっても月給にして5万とか7万くらいがせいぜいだという。共通するのは、
とにかくお金が必要で、仕事を頑張りたくても、その仕事がないこと。あるいは、実際に
仕事があったとしても、お金にならないというアイドルたちの非情な現実だ。

 とはいえ、やる気があればあるほど、いつ仕事が入ってきてもいいように備えねばならず、
まともなアルバイトは出来ない。必然、可能な仕事といえば、水商売ということになるが、
店舗型の店に勤めるのは顔バレのリスクが大きい。そのため、こういった“客を選べる”
ギャラ飲みが、彼女たちの大きな収入源となるようだ。確かに、週1〜2回ほどギャラ飲みを
こなすという彼女たちが、1回平均2万円もらえるとすれば、小さくない収入だ。

■「お客さん」は芸能人や経営者
 では、参加する男性たちは、どんな男が多いのだろうか。
「私たちと同じ芸能人や、スポンサー繋がりの企業のお偉いさん方、それに地方企業の
経営者が多いですね。芸能人はおじさんの部類に入るタレントやミュージシャン、アスリートなど。
ミュージシャンだとK・RとかM・Nとか、スポーツ界では元大関のCとか体操選手だったI・Yとか
会ったことあります。仕事関係では接待に使う人が多い。キャバクラに連れて行くだけでは
芸がないけど、アイドルとの飲み会を用意してますといえば、みんな喜ぶみたい。地方の
社長さんたちは芸能人に憧れがあるのか、お金も渋らないんで相場が高めでありがたいです。
地方出張が多いレースクイーンあたりのつながりで話が回ってくることが多いですね」(N)

 こういった飲み会に参加するアイドルたちには、“ギャラ飲み人脈”ともいわれる独自の
顧客ルートと女の子同士のネットワークがあるようだ。しかし、酒が入れば“その後”も
求めたくなるのが男の性。そのあたり、飲み以上のサービスはないものだろうか。
酒が入ってやや饒舌になったAが口を開いた。

 「ギャラ飲みの現場では女の子同士で牽制し合うから、合コンの後の勢いで、というのは
ほとんどないかも。別の機会に探せば、出来る子も見つかるはず。見分けるコツは、
売れてないのに、ブランドモノの良い服やバッグを身に着けているか、仕事でもないのに
よく旅行に行って、ブログやツイッターに写メとかアップしている子。家が特別金持ちとか
でもない限り、間違いなくパパがいる」

 この日は、それ以上にディープな裏話を聞けるような流れにはならず、残りの時間は
彼女たちの芸能の仕事の愚痴と、他愛もない流行の話などに終始した。

 かかった金額は、飲み代約6万円と1人につき1万円のギャラ、それに紹介料として2万円
(Aいわく、だいぶ負けてくれたのだという)。男2人で計11万円の支払いだった。
グラビアアイドルと個人的に飲んだという点においては貴重だったかもしれないが、
連絡先を聞けたり、口説きモードになった訳ではなく、正直金額に見合うだけの楽しさが
あったのかどうかは微妙だ。

取材/文 小島チューリップ

アイドル
<25歳のA。グラビアやアイドルユニットのリーダーとして活躍してきたが、一昨年、所属していた事務所を辞め、フリーのタレントとして活動中>

盗撮、窃盗、個人情報照会まで・・・警察のこわ〜い実態

 痴漢・盗撮・窃盗など、警察官の不祥事が連日報道されている。
以前に比べ、警察官の不祥事が報道しやすい環境になったのか。

 「痴漢などの警察官個人の犯罪はトカゲの尻尾切り。それより、組織全体の腐敗から目を
そらしてはいけないんです。1999〜2000年ぐらいに隠ぺいしていた不祥事が多数発覚して、
そのとき警察は、巡査とか巡査部長クラスの個人的な痴漢や飲酒運転、万引きなどは
発表しようとなった。これは、そんなことで上司が責任とらされちゃたまらんから、という理由です。
それで下っ端の個人犯罪はもみ消さなくなった。それまではもみ消し放題だったんですけどね」

 こう語るのは日本警察の問題点を長年にわたり追及してきたジャーナリスト・寺澤有氏。
「先日、ノンキャリで県警トップになった人と話してたら『警察官になっちゃいけない人物が
なっちゃってるよね』と言ってましたね。幹部は、いくらなんでも現在の警察官のレベルは
ひどすぎると思っている。でも、人事や採用に関してはコネとか親族が強く、二代目、
三代目も多い。人事・採用は、組織体質的な問題でしょう」

 これらに加え、天下りの問題も根強く残るという。
「いま警察も年間約1万人が辞めているわけですが、その天下り先は、なぜ彼らを受け入れるのか。
それは個人情報を入手できるからです。警察OBなら簡単に情報を得ることができる。
本来なら、捜査一課長クラスが照会しないと個人情報はわからないようにしないといけないのに、
末端の警察官が簡単に個人情報を照会できてしまうんです。天下り先企業にいる警察OBが、
後輩警官に照会させれば一発でわかる」

■週刊誌まで機能不全に
 多くの問題点を抱える警察組織。なんとか改善していく術はないのだろうか。
「マスメディアが機能不全を起こしているから、警察に改善を促すのは難しいですね。
発表されることをボーッと待ってるだけのテレビ・新聞の記者クラブ員が元からダメなのは
わかってるんだけど、最近は週刊誌までもがダメになってきた。全体的な取材力の低下。
以前は、警察の不祥事ネタをテレビ・新聞がつかんで『うちじゃできないから』ということで
週刊誌へのネタ流しがあったけど、今はもうそれさえなくなってしまった。テレビ・新聞の記者が
そもそもネタをつかんでいないし、つかもうともしていない。テレビではその代わりに
『警察24時間!』みたいなヨイショ番組をやっている。数字がとれるし、お金になるから」

 現状は“警察のやりたい放題”のようだ。
「先日も長崎で2人の署長が部下に不適切な言動があったとして更迭されるという事件が
ありましたが、その言動の内容を発表していない。かなり悪いことをしないと更迭になんて
なるわけがない。しかも2人同時に。こういうのを追及するのが地元の新聞だと思うんですが、
ちゃんとやれるのかどうか。メディアがちゃんと仕事しているかどうかは、県民・国民がチェック
すべきなんです。しっかり仕事をしない新聞なんて、お金を出して買う価値がないはずです。
先日も富山資産家夫婦殺害・放火事件で容疑を認め自白していた富山県警警部補が
嫌疑不十分で不起訴になるなど、捜査でヘタ打っても批判されないし、警察が楽をできる体制に
なっている。国民が批判しないからメディアも動かない悪循環。このままほったらかしにしてると、
警察は図に乗ってなんでもやってしまいますよ」
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