2012年06月

根底にあるのはモラルの問題  日本人は「恥」を忘れてしまった

 河本さんの今回の騒動は認識が甘かったでは通用しないですが、根底にあるのはモラルの
問題だと思います。 僕が不思議なのは、河本さんはお金を稼げるようになった時に
「これで母親は生活保護を受けなくても済む」という喜びや幸せを、なぜ感じなかったんですかね。
普通喜びますよ、自分が稼いで援助すれば母親が保護受けなくてよくなるんだから。

 失業保険だって、早く就職決まってもらえなくなったほうがいいと思うでしょ。 公的援助を
受けなくてもよくなったのは、誇らしいことじゃないですか。もらい続けたほうがいい、なんて
思うのはモラルの低下としか言えない。 もらえるものはもらっておけ、もらい逃げしちゃおう、
というのは別に河本さんだけじゃなくて、現在の日本全体の空気かもしれませんね。

 「河本氏はテレビに出るな」という声は筋違い 河本さんは自分が所属する吉本興業の
社会的影響の大きさをわかっていたんでしょうか。吉本はいま、お笑いだけをやっている大阪の
プロダクションじゃないんです。河本さんもそうだけど、吉本のお笑い芸人たちは、東京発の
情報番組に出て司会やコメンテーターをやっている。そこに出ている芸人の影響力や所属する
事務所の社会的責任は大きいですよ。そういう意識はなかったのですかね。 

 あと、河本さんがテレビに出るなっていう声があるみたいですが、ちょっと違うと思いますね。
アメリカなんて有名人の女性スキャンダルが発覚しても、クスリで逮捕されてもメディアから
抹殺されることはありません。

 事件や騒動と仕事は別。セカンドチャンス、サードチャンスを与えることは社会的には
重要なことだと思いますよ。 日本の場合は、警察に捕まった容疑者の段階で狄篦衢罪〞に
なってメディアから消されちゃうからね。抹殺するのはよくない。

 しかも、河本さんの場合は、逮捕されたわけじゃないですから。 今回の騒動で生活保護を
本当に必要としていて困っている人たちがいる、ケースワーカーが足りないなど、生活保護の
問題を一般化しという点だけは意味があったかもしれない。

 本当に生活保護を必要とする人たち(親族と絶縁している人たちが多い)が申請しにくくなったと
いう、逆効果も生んでしまったのですが。

飲んでよし、ほぐれてよし  指圧とダイニング奇蹟のタッグ!

 今回紹介するのは西池袋にある「指圧&ダイニング TOKI」だ。

 指圧治療院とダイニングの合体で、非常にユニークな発想で全く狙ってないところに好感が
持てますね。 そもそもこの話は陸前高田市出身の鷹股さん兄弟がそれぞれ指圧師(兄)と
飲食業(弟)をやっていて、震災後に自分たちも東京で何か地元に貢献できないかと考え、
一緒にやろうとなった次第だ。映画『宇宙兄弟』みたいでいいですね。 

 店舗の形式としては、ダイニングは、兄の指圧治療院の待合室としての扱いだ。しかしスペースは
ダイニングが広く、指圧は間仕切りされた約2畳半で行なう。 料理は、食材は三陸の特産品ばかりで、
特に「アマタケ」の南部とりがうまい。 

 ちなみに私が30年以上前に東中野に住んでた頃に、隣の住人に麻雀仲間の甘竹君という人がいた。
そういえば彼の実家は養鶏場をやっているとか言っていたなあ。それが実は陸前高田市の隣の
大船渡市にある100億円の大企業だとは。

 家族経営のニワトリ小屋程度だと思っていたのに。 思い出話はさておき、次は指圧を所望。
これがじんわり効いて、極楽ですわ〜。全く痛くなく、圧がいい按配(あんばい)だ。 しかし、
このまま放っておくと、ぎっくり腰になりますよと注意された。 

 ちなみにこの兄弟の実家は「ヤマセン醤油」という、江戸時代から続く醤油屋さんで、そちらの
品々も売っている。入り口には、高田のお祭り「けんか七夕」で使われる山車(だし)の車輪が
どーんと鎮座していて、郷土色が感じられた。 

 ここは是非、三陸の復興を語りながら「飲んでよし、ほぐれてよし」を楽しみましょう。

「鉄ちゃん」の次は「空美ちゃん」!?空港でカメラを構える女性が増殖中!!

 熱烈な鉄道ファンのことを「鉄ちゃん」というが、最近「空美(そらみ)ちゃん」なる言葉を聞くことが
多くなった。航空ファンの女性たちのことで、この空美ちゃんを呼び込んで地域振興を図っている
のが、日本の空の玄関である成田空港を抱える千葉県成田市だ。 

 羽田空港の国際化に危機感を抱いた成田市役所、成田国際空港、地元経済界の有志10人が
集まり、2010年7月にボランティア組織である「成田空援隊」を結成。新しいグルメの開発、
ロケ地の誘致などを行い、その一つに空港の撮影会があった。参加者の大半は熱心な男性の
航空ファンだったのだが、なかには若い女性の姿も見受けられた。 

 そこに注目したのが成田空援隊の最高顧問を務める成田市の片山敏宏副市長で、「せっかく
なので、女性限定で撮影会を開催してみてはと考えた。そして、キヤノンが主催するEOS学園を
通して昨年11月に20人限定で募集したところ、北海道や大阪の方を含めて40人もの応募が
あって驚いた」という。 

 当日は、これまで非公開だった日本航空の格納庫での撮影や、滑走路に隣接したマロウド
インターナショナルホテル成田からの撮影Monthlyなど、普段入れないスポットに案内。
お目当ての航空機が離発着するたびに、空美ちゃんたちはカメラのシャッターを切った。

 「空美ちゃんたちは、メカにこだわる男性ファンと違い、航空機のデザインやカラーリングに
“萌え”を感じているようだ。特に人気があるのがKLMオランダ航空やエア・タヒチ・ヌイなどだ」と
片山副社長は話す。

 国際化したとはいえ、羽田に乗り入れている航空会社の数は成田のそれを下回る。羽田では
物足りない空美ちゃんたちは成田を目指すことになる。 EOS学園では今後も空美ちゃん向けの
講座を定期的に開催する予定であり、新たな空美ちゃんを生み出していくことになりそうだ。
彼女たちをバックアップする成田空援隊では、さらなる成田の魅力発見に力を入れている。

「年収150万円」の若年層が急増!恐怖の「切り詰め社会」が到来!

 大増税と賃金の減少によって、「ワーキングプア」が大量発生。社会の中核を担う30代、40代の
疲弊が日本経済に深刻な影を落とす。

◆就職氷河期から10 年 恐怖のシミュレーション
 2020年、東京 コンビニエンスストアでアルバイトをする小島翔さん(30)は法科大学院に通いながら
司法試験合格を目指している。7年前、有名私立大学を卒業した小島さんはかつて、キャリア官僚を
目指していた。在学中から国家公務員を目指していたものの、あいにく東日本大震災の翌年、政府が
仝務員の採用を大幅にカットすることを決定。一時的に異常に狭き門となった公務員試験に
2度チャレンジしたものの、いずれも採用までには至らなかった。

 小島さんは、民間企業に就職する気持ちになれず、司法試験へ目標を転換したのだった。だが、
生活は苦しい。学費だけは親に出してもらっているが、いまさら生活費の仕送りまでを頼むわけにも
いかず、収入は早朝にできるコンビニバイトと家庭教師、合計月収12万円のみ。家賃5万円の
アパートで暮らしながら、自身の将来を案ずる毎日だ。本来、目標を達成するためにはアルバイトを
控え、勉強に集中すべきことはわかっているのだが、もはやそうも言っていられない。

仝務員の採用カット・・・政府は平成25年度の国家公務員の新規採用数を平成21年度比で
56%減となる3750人程度に抑制する方針をすでに決定している。当初は7〜8割の削減を目指して
いたが、刑務所を所管する法務省や原子力規制庁を新設する予定の環境省などが反発し、この数字に
落ち着いた。
地方公務員についても採用数を制限する動きが広がっており、現在就職活動中の大学4年生は戦後
最大級の「就職氷河年」にブチ当たる格好だ。


◆別れた彼女が別の男性と結婚

 大学時代の仲間にも就職していない友人が多い。収入を聞いたことはないが、自分と似たり寄ったり
であることは間違いない。会っても、お互い将来のことはあまり話題にしないようにしている。ナーバスな
問題になっていることはお互い十分に理解しているからだ。皆、まともな会社に就職したいという希望は
持っているが、どこも採用がない。もちろん、30歳ともなれば、普通の就職が厳しいことは分かっている
のだが。

 5年間、交際した同級生の彼女がいたが数年前に別れた。最近、その彼女が故郷で別の男性と
結婚したことを知った。フリーターという不安定な立ち位置では将来像を描けず、小島さんは
自分から別れを切り出した。別れる際、「弁護士になったら連絡する」とは約束したが、もうその必要も
ないだろう。
10年前、思い描いていた30歳の自分は、新婚家庭を築き、中央省庁の係長としてバリバリ働く姿だった。

 だが、現実は年収150万円のフリーター。結婚など夢のような話だ。 どうしてこうなって
しまったのか、小島さんはやり場のない不安を覚え、深いため息をついた。これまでは「何とかなるさ」と
思っていたが、30歳まで国民年金もまったく払っていなかった小島さん。

 一人っ子として親の老後のことも考えなければならないのに、いまのまま無職だと悲惨な生活が
待ち受けている。小島さんはあと3年以内に司法試験に合格できなければ、司法書士などに目標を
下げて、早く仕事を決めたいと考えている。

年収150万円フリーター・・・フリーターの収入に関する公的調査は意外に少ないが、2004年に
UFJ総研(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)が発表した調査レポートによれば、正社員の
平均年収が387万円なのに対し、フリーターは106万円。
また、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査などによれば、大卒男子の生涯賃金ベースでは
正社員が約3億円なのに対し、フリーターは約6800万円という結果が出ている。もちろん20代から
60代までずっとフリーターという人は少ないだろうが、現在フリーターで年間150万円を稼ぐ人は、
それなりに稼ぎのいいフリーターと言えるかも知れない。ちなみに中小企業であっても正社員になれば、
平均年収は22歳で250万円程度になる。
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