2012年04月

橋下チルドレン誕生!? 維新政治塾の塾生の未来は明るいか?

大量の橋下チルドレンたちが誕生した。果たしてどのような人物たちがどんな志で集まっているのか?

◆集まった2024人の志とは?
 維新政治塾。現大阪市長の橋下徹さんが代表を務める地域政党「大阪維新の会」が主宰する、いわゆる政治家養成スクールである。予想されている年内の解散総選挙に向け、国会議員候補となる“橋下チルドレン”を育てようという狙いがある。

 大阪市内で3月24日、政治塾の開講式が開かれた。ここへの参加が許されたのは書類選考をパスした2024人。大半は男性だが、女性も2割ほどはいた。年齢は約7割が30代と40代。ごく少数ながら60代、70代の高齢者も見受けられた。

 職業も様々だ。会社員に公務員、医師や税理士、また現役の県会議員や市町村議員もいた。なかには政治塾に入るため自民党を離党した地方議員までいたから驚きである。 彼らに政治塾の門を叩いた理由を尋ねた。

 「もちろん国会議員になるためです。議員になって橋下さんと一緒に日本を変えたい。政治なんて遠い世界のことと思っていましたが、自分がやらなければと橋下さんの言葉を聞いて考えが変わりました」(自営業の30代男性)

 「政治塾で学ぶ以上、国会議員を目指します。橋下さんが言う『決定できる民主主義』の実現に向けて尽力したい」(40代会社員の男性)

 私が話をした十数人の参加者たちは、ほとんどが同じ意見だった。むろん全員が橋下さんシンパ。なかには

「議員は目指しません。橋下さんの政治哲学を身近で学べるだけで満足です」(50代女性)

 という回答もあったが、大半は国会議員になるという“野心”を秘めていた。維新の会にとって幸いなことに、ここをハローワークと勘違いするような粗忽者は皆無のようだった。

◆カネは必要条件! 素養は十分条件!
 とは言え、野心はあっても理想と現実は違う。「供託金や選挙資金で約1千万円は必要だが、自己負担できるのか」と質問してみると、可能と答えたのは2人。残りは「なんとかする」と希望的観測を述べるにとどめていた。

 全参加者のうち、選挙資金を自前で用意できるのは、おそらく2、3割だと予想する。 しかし、カネはあっても政治家に必要な法律的な素養や交渉術、政治的センスなどがわずか月2回の講義で磨かれるのかというと、それは難しい。

 政治を学ぶには政治家の近くで雑巾がけからスタートしたほうが数百倍も効率的だ。かりに維新政治塾で1年間学んだところで、お勉強会の域を出ないだろう。天才的な政治家と言われる橋下さんでさえ、約4年間の府知事経験があればこそである。

◆チルドレンたちが直面する厳しい現実
 だが、維新の会にとってはそれでも構わない。なぜなら、国政版維新の会の主要メンバーは、水面下で一本釣りした国会議員経験者で占められるからだ。現実に、その動きもある。そうでなければ、海千山千の国会を泳ぎきるのは不可能。対立政党や霞が関官僚と互角にわたり合うなど、夢のまた夢である。

 つまり、その他大勢の橋下チルドレンは数合わせの駒。入学金や授業料を支払ってくれる、ありがたい“お客様”でしかない。 むろんチルドレンの中には将来、大物政治家に化ける人物がいるかもしれない。が、小泉チルドレンや小沢ガールズの事例からも推察できるように、あくまでも例外だろう。 

 昨日の友も明日は敵。そんな落とし穴だらけの政治の世界。その厳しさは国会だけではなく、すでに維新政治塾のなかにも非情な動きが渦巻いていることを、塾生たちは覚悟したほうがいい。

あのアイドルグッズの今のお値段は?人気は70年代〜80年代モノ!

 アイドルはおカネを産み出す“永久機関”だ! 
一世を風靡した懐かしアイドル。その関連グッズ市場は今なおディープでコアなファンに支えられている。
中にはとんでもないプレミアムがついたグッズも……!?

 人気急上昇中の80年代おニャン子は不人気?「最近は80年代アイドルの人気が目立ちます。松田聖子や河合奈保子らの商品は入荷してもすぐ売れて品薄です」(アイドルグッズ専門店「カルチャーステーション」田川修チーフ)。 

 懐かしアイドル市場の顧客は中高年が中心。近年は80年代にティーンズだった層も大挙参入しているという。管理職になって資金面で余裕が生まれた?アイドルグッズの価格は人気、状態など様々な要素で決まるが、大きなポイントは「希少性」。すべてのアイドルグッズが高額で取引されているわけではない。

 例えば、あのピンク・レディーやおニャン子クラブのグッズは全盛期にあまりにも大量販売・大量消費された結果、意外にプレミアム(定価上乗せ分)がつかない傾向がある。この点、まだグッズの量や点数が少なかった70年代アイドルは総じて高プレミアムだ。 また個別では面白いことに、80年代では松田聖子に迫った小泉今日子や斉藤由貴の人気はイマイチらしい。

 やや変化球でサブカルの気もあったキョンキョンらより、頑なにアイドルの王道を歩んだ聖子の方が、長い目で見てファンの支持を得ているのかもしれない。「今後は爽やかなイメージがある南野陽子さん、浅香唯さんらの商品が有望と見ています」(同)。今すぐ、押し入れに眠る”お宝”を発掘してみよう!

◆好人気70年代アイドルベスト3◆
1位山口百恵「 百恵は菩薩である」の言葉も有名。そのグッズは希少
2位キャンディーズファンの中心はお金持ちの50代。再結成は夢と消えた……
3位桜田淳子百恵さんとしのぎを削った人気アイドル。永遠の“天使”

◆好人気80年代アイドルベスト3◆
1位松田聖子特に「聖子ちゃんカット」時代のグッズが人気
2位中森明菜キャッチフレーズは「ちょっとエッチな美新人娘」だった!
3位河合奈保子清楚なルックスと巨乳のアンバランスが魅力。水着ものが人気

芸能人にも大人気!!都内に「うさぎカフェ」急増!

 都内に「うさぎカフェ」が急増している。店内で実物のうさぎと直接触れ合うことができ、連日大いに賑わっているという。 

 早速、東京・下北沢の「うさぎカフェおひさま」に足を運んでみた。店内はカフェスペースとうさぎと遊べるスペースに分かれ、約30羽のうさぎが迎えてくれた。 平日は若い女性やカップル、週末には家族連れが大勢訪れる。なかには、仕事帰りにひとりブラリと訪れる男性客もいるとのこと。

うさぎ

「癒し」を求めて(?)うさぎと戯れる女性客

 「ここでうさぎと遊んだ後、実際に飼い始めたお客さんもたくさんいます」と、店長の吉村麻美さん。草食動物のためにおいがきつくなく、飼育しやすいため、マンションで飼う人も増えているそうだ。 

 同店では、30分900円(1ドリンク付き)からの料金でうさぎと遊べる。また、家で飼ううさぎと一緒に入店することもできる。 ためしに店内で販売しているえさ(野菜のおやつ)を与えると、3羽ほどの子うさぎが競うようにしてじゃれてきた。この「ほっこり感」に、きっと多くの人がやみつきになるのだろう。 

 うさぎファン垂涎の「観光名所」も注目を集めている。瀬戸内海に浮かぶ広島県・大久野島には、約300羽の野生うさぎが生息しており、「うさぎの楽園」との呼び声も高い。1971年、近隣の小学校で飼えなくなったうさぎをこの島に放したことから、繁殖が進んだといわれている。

 「昨年はうさぎ年だったこともあり、宿泊のお客様だけでも6万人ほどの方がいらっしゃいました」と同島の観光施設「国民休暇村・大久野島」の川島健さんは頬を緩ませる。これまで年配客が多かったが、最近になり家族3世代や女性ひとりで訪れるケースが増えたという。

 関東からうさぎに会うためだけに、島を訪れるツワモノもいるそうだ。 そういえば、最近芸能界を騒がせた吹石一恵や笹本玲奈のそばにも、うさぎがいた。うさぎは現代人の心の拠り所となっているようだ。

オセロ中島騒動は他人事じゃない!!アラフォーが“占い依存症” になる

世間を賑わしたオセロ中島騒動。昔から「オンナは占い好き」というのは定説だ。
しかし、“占い依存症”は本当に女性のみの傾向なのだろうか。
じつは男女問わずアラフォー世代にその危険は潜んでいるという。

◆「弱い人」だけでなく誰しも可能性がある

 支配されやすい、つけ込まれやすいタイプというのはもちろん存在する。
下図に示したチェックリストにあるように、普段から従うのが楽と考えている人だ。 
とはいえ、マインドコントロールされる人は皆、もともとの性格に原因があるというのも大きな誤解だ。

【あなたは大丈夫?「支配されやすい人」チェックリスト】
普段の何気ない行動を振り返ってみるとじつは心当たりがあるかも…。
以下の項目に多く該当する人は気をつけよう。

□「今日のランチ」は相手に決めてもらう方が楽
□雑誌で見たとおり、モデルと同じ服を着てしまう
□動物占いや血液型占いで自分を分類してもらうと安心
□上司に言われたことは鵜う呑のみにしがち
□噂を信じてしまう。震災時には買いだめに走った!


 「体調が日々変化するように、誰であれ常にベストな気持ちの状態でいるわけではない」と明治大学講師の関氏はいう。自分で解決できない困難にあい、いわば「パニック状態」に陥っているときこそが、他者からの言葉を受け入れやすい状況である。つまり、持って生まれた性格だけでなく、どんな状況に置かれているかも大きく影響する。 

 誰に打ち明ければよいのかもわからない深刻な悩みを抱えがちなアラフォー世代。若いときよりも経験豊富となった彼ら彼女らが、占い師にハマりやすいのは、そうした状況に陥っていることが多いからといえる。 自分で解決できない問題を抱えている人が、「頭が真っ白になっている」状態で、「命令をしてくれる」相手を受け入れてしまうようになると、あとは薬を打ち続ける人のように、命令を聞き続けてさえいれば生活ができることに「安心感」を覚えてしまうという。こうなると、あとは破滅の道へまっしぐらなのだ。

◆その先は破滅!落ちていかないためには

 マインドコントロール下の人がそこから抜け出す方法は、十中八九カウンセリングを行う以外に方法はない。とはいえ、悪徳カリスマたちは、それをお見通しだから先手を打ってくる。

 「誰にも会わせず、情報をシャットアウトする」ことで、判断基準を鈍らせるのだ。 つまり、当事者は判断力をなくすのではなく、判断する比較対象がないから、自分がおかしいとは思わない。支配下から抜けることはできず、結局「金銭的に破滅したとき」しか、救い出されない。カルトや宗教なども、その過ちに“気づく”のではなく、経済的に破綻したり体力的に活動を続けられなくなって脱会する人が少なくない。 

 景気低迷のため、悪徳業者が客から簡単に引き出せる金額も減っている近年、より高度なテクニックでだまそうとする人たちが存在する。アラフォー女性同様、山積する問題を抱えて苦悩する管理職の男性も怪しく近づく影には気をつけなくてはいけない。 転落のスタートは「知人の紹介の占い師」といった小さなきっかけがほとんど。「良いことは信じるが、悪いことは気にしない」という、程よい加減を保つ意思が大切だ。

デフレに強い!!「AKB48」が示す時代のキーワード

◆「会いにいける」等身大のアイドル

 AKB48のコンセプトは「会いにいけるアイドル」だ。専用の劇場を秋葉原に持ち、低価格でライブを提供する。ファンはそこに足を運ぶことにより、いつでも等身大の彼女たちに会うことができる。 どんなに人気が過熱しても、この「ライブが原点」の姿勢を守り続けてきたことが、AKB48のコアなファン層を作り上げた。

 「かつて、地方のファンはアイドルに会うため、あるいは情報を取り込むために多額のコストをかける必要がありました。しかし、ネット時代のいまは大幅に少ないコストでアイドルのライブ映像を視聴することができます。またグループアイドルのAKBは人数も多いですから、露出が多く、いろいろな場所でサイン会やイベントを開催できる。そのこともAKBがデフレに強い理由です」<田中秀臣:「AKB48の経済学」(朝日新聞出版) 著者であり、上武大学ビジネス情報学部教授>

  AKBがライブを重視した背景には、音楽業界の収益モデルが劇的に変化したことがあげられる。 これまで歌手たちはCDやビデオを売るために、ライブを行なっていた。 しかしネット時代に突入し、データのコピーやダウンロードが(違法なものも含めて)容易になり、CDの売上は激減。ライブを収入源にする戦略にシフトせざるを得なくなった。

 「いまはテレビでも人気爆発のAKBですが、もし人気が落ちてきたときでも、最悪ライブで売り上げを立てるという考えがある。これは、かつて存在した『おニャン子クラブ』や『モーニング娘。』といった人気グループアイドルの売り出し方とは明確な差異があります」 とにもかくにもテレビに出て、視聴率が取れなくなったらその役目を終える――AKBは、こうしたグループアイドルとはまったく違った航路を選択していることになる。

P17AKB


◆「心の消費」時代に対応したシステム

 AKB48は、ネット時代のアイドルだ。 関連グループや研究生を合わせると、常に100名以上のメンバーが活動しており、それぞれがブログなどで個人の日常を発信している。一般層にも知名度があると言えるのは、テレビにも登場する上位の数人に過ぎないが、水面下の残り100人が、コアなファンとともに、その成長物語を共有する精神的世界を構築している。
 田中教授は、その水面下の世界を「心の消費ネットワーク」と表現する。

【AKB48が示す時代のキーワード】

1.「不況型」アイドル
若者の可処分所得が減少するなか、低コストで萌えと癒しを提供してくれ、さらに成長物語を共有できるアイドルがコアなファンの支持を集めている。ライブが基本だが料金は低価格。「いつでも会える」が最大のコンセプト。

2.「心の消費」ネットワーク
たくさんのAKBメンバーのなかから、自分だけが選ぶアイドルと、小さな物語を共有する。そうした無数の「精神的つながり」が非常に強固なファン層を形成し、ビジネスモデルの中核となっている。

3.「総選挙」システム
ネット時代のアイドルは主導権をファンに預け、公正、透明な運営を心がける。そのことによってメンバーのモチベーションとファンの「応援したい」という気持ちは常に純化され、長期にわたって活躍し続ける土壌が形成される。
月刊宝島
記事検索