今回紹介する室内遊び場「キドキド」は、普段掲載しているお店と多少テイストが違っています。
というのも、ここはお子様向けのスポットなんです。

 ここを知ったきっかけは東日本大震災直後、福島では放射能汚染の風評被害があり、
子供達が外で遊べず困っていました。その時、郡山のスーパー「ヨークベニマル」が
空き店舗を改装し、遊び場として子供達に開放したのです。中の遊具や玩具、全体環境の
プロデュースを手掛けたのが「ボーネルンド」で、地域貢献にひと役買っていました。

 ボーネルンドは輸入玩具製品を扱うショップ。その玩具を使った遊び場がキドキドです。
現在、全国に18店舗があり、今回横浜の「マークイズみなとみらい」に新店舗を出店。
ここは横浜の巨大市場を抱えており、都会にあっては立派な大型店と言えるでしょう。
なにしろ営業面積が約700平方メートル。もしこれを通常の物販ショップとして家賃計算すると
到底営業が成り立ちません。つまりキドキドは、ディベロッパーさんの理解があって、
初めて成り立つ施設といえます。

 郡山でも経験したのですが、キドキドで遊んでいる子供達の歓声が大きいこと。
トランポリンや積み木、ボール遊びなど、夢中になって遊んでいます。初対面なのに仲良し、
子供とは本来こういうものなのでしょう。

 今の子供達は核家族化や気象変動で公園デビューもままなりません。空き地でメンコや
鬼ごっこができた時代は、まさに地域子供社会があった昭和でした。キドキドは21世紀型の
遊戯施設なのでしょう。平日なのにイクメンも沢山いて、親子揃って楽しそうだったのが、
とても印象的でした。

トレンド下駄箱
■環境問題や核家族化で室内型遊戯施設は増加。しかもデパート、複合商業施設にあるのがミソ。
■複合商業施設のあり方の提示。保育所、子供の預り所ではない、親子の遊び場という考え。
■子供に物を買い与えるから体験をさせる時代へ。子供の運動能力は、幼児時代に決まるらしい。

撮影 金子靖

子供
<ボーネルンドあそびのせかい MARK IS みなとみらい店>