今年1月の「JKリフレ」店摘発からほぼ半年。JKリフレのメッカだった秋葉原はどうなって
いるのか。現地に赴くと、街のチラシ配りスポットでは、摘発前と変わらない様相で制服姿の
女の子も目につく。まだ18歳未満と思われる少女が客引きをしていたリフレ店に入ってみる
ことにした。

 受付で聞くと、店には、現役の女子高生(JK)たちが大勢在籍しているという。摘発は
何だったのかと思い、システムを聞くが、この店ではリフレと撮影コースがあり、現在リフレを
行うのは18歳以上の子限定。現役JKのサービスは摘発後NGになっているという。

 30分4999円の撮影コースを選び、16歳の子を指名した。案内されたのは、パーテーションで
区切られた布団が引いてある部屋。撮影スペースがあるわけではないので、リフレの部屋で
撮ってくれということらしい。

 しかし、布団が敷かれた狭い個室で16歳の少女と二人っきりという空間は、いかがわしさを
感じる。着用している制服は今通っている学校のものだという彼女。撮らせてくれるポーズは
「エッチなのはダメ」とのことだが、しゃがみ込むときにパンツが見えたのはお約束か。筆者が
指名した子は、裏オプションがあるような子ではなかったが、個室に入ればスタッフが定期的に
覗きにくるわけではないので、どんな行為や交渉があってもわからないだろう。雰囲気は
今までのJKリフレと何ら変わらない。

 他にも幾つかリフレを謳う店を覗いてみたが、現在秋葉原で現役JKがリフレを行っている店は、
「警察の指導があってからはない」(某リフレ店店長)とのことだった。

■「パンツ売って、唾ちょうだいは多い」
 一方で、そのJKリフレに代わって、JKを謳い文句に急速に数を増やしているサービスがある。
それが、「お散歩メイド」と呼ばれる無店舗型サービスだ。30分4000円、60分7000円といった
料金と引き換えに、一緒の時間を過ごす。名目は観光案内だが、あくまで「名目」だ。

 中央通りから一本奥に入った道路にいた制服姿の少女に声をかけた。Sと名乗る少女に
60分コースをお願いすると、料金は今この場でくださいと言う。路上で直接現金をやりとり
するのは、立ちんぼみたいだと思いながら、近くのファミレスで話を聞くことにした。

 Sは17歳。客とは、ファミレスで話をするか、神田明神、東京ドームシティあたりにデート
することが多いという。もちろん遊び代も客が負担するわけで、1回のデートでの支払いは、
バカにならない額になる。それでもJKと遊びたい男は絶えないようだ。しかし、男たちは、
単なるデートだけで満足するわけではないだろう。

 「もちろん口説かれたりもするけど、断れば強引にしてくる人はいない。
ただパンツ売ってとか、唾ちょうだいとか気持ち悪いのは結構多い」

 こういったシステムのお店で、女の子の人気のあるなしの要因として考えられることは推して
知るべしだ。Sが最後に内緒だと言いながら教えてくれたのは、援助交際している同僚を何人か
知っているということだった。

 まがりなりにもお店の中というガードがあったJKリフレだが、無店舗型にはそのガードすらない。
外で監視の目も届かない中、お小遣いと引き換えに男たちの要求に応えるとなれば、下着を
見せたりする程度で済まないことは火を見るより明らかだろう。