農薬や添加剤まみれなんてまだ序の口。人の便から油を作り、プラスチックのお米を
売るという中国食品の真実を知れば、二度と口にしたいなどとは思わないはずだ。
「健康に悪い」を通り越して「ヤバイセメント 」としかいいようのない中国食品を一挙紹介!

【下水、生ゴミから抽出した“食用”油は全国区】
■もはや回避不可能?あらゆる場所に潜む毒油
 揚げ物、炒め物の多い中華料理に油は欠かせない。菜種やゴマなどが原料となるが、
中国では想像を絶するものからも油が生まれる。その代表格が下水から作られた油。
工場付近にあるマンホールの底に溜まったヘドロ状のものをかき集めてろ過・加熱などして
作られる。「中国青年報」という新聞によれば、その油にはヒ素の100倍の毒性を持つ
アフラトキシンが含まれる。将来的な肝臓がんリスクの増大が不安視される物質だ。

 また、山東省などで鶏の肛門からとれた油で作った海老と魚のフライが出荷されていた。
通常、鶏の肛門部分は加工するときに廃棄されるが、それらを集めて油を抽出したのだ。
鶏の肛門はさまざまな細菌やウィルスが蓄積されている。人体に与える影響は未知数で、
食べた人間にどのような作用が及ぶか分からない。

 さらに2012年4月には、「耐えられないほどの悪臭を出し続ける建物がある」という
周辺住民の苦情を受けて、浙江省金華市の警察がある施設を捜査。その結果、食肉処理場
から出た動物の内臓から油を抽出し、上海の油脂会社に販売していたグループが検挙された。
油を作る釜には、その臭さからハエさえも近寄らなかったという。

■人間の大便から作られた油が市場に流通する
 だが、鶏の肛門や動物の内臓などは、食べ物の一部であるから、まだマシかもしれない。
重慶ではなんと肥だめから汲み上げた人間の大便などから食用の油を作るグループが
逮捕されている。彼らは汚物を裏ごしし、熱処理を加えて油を作り、販売していた。

 こうした、とうてい食用と考えられないものからしぼり出された油は、まとめて「地溝(下水)油」
とよばれる。臭いや苦みを感じることもあるが、多くは味の濃い料理に使われるために
気づかれることはない。個人経営店や路面の屋台などでよく使われていることは、もはや
中国人にとって常識である。

 中国ではこうした地溝油が全国で200万〜300万トン流通し、200億円以上の市場規模が
あるといわれている。国民の間ではこうした地溝油を避けることに諦めムードも漂っているほどだ。
まさに、使うだけでどんな料理も有害にしてしまう恐怖の油といえるだろう。

【白より黒のほうが売れる だから色を塗り替えた】
 「我々が報道した事例を見ると、中国の企業は自社製品を高く売るためならば、手段を
選ばないケースがよくある」(張本記者)自社商品の価値を高める努力は世界中どの企業も行うが、
中国ではあの手この手で消費者を欺くことに躍起になっている。

 たとえばゴマ。白いゴマよりも黒いゴマのほうが高く売れるという理由から、白ゴマを墨汁に
つけて黒ゴマにする短絡的な偽装が広東省で行われていた。墨汁ならまだ人体への影響も
少ないだろうが、ポップコーンを白くみせるため漂白剤に漬け込んだり、落花生の皮を黒く
染めるために重金属を使ったという例もある。

 もっとひどいものになると、長期輸送の間も白菜の白さが失われないようにホルマリンを
かけたり、ニラに硫酸銅を噴霧して出荷していたことも判明。ホルマリンは発がん性があり、
硫酸銅は日本では劇物に指定されているほど危険な薬品。見た目をよくするためなら、
消費者の健康など意に介さないというスタンスである。

■さわっただけですぐ爆発食物兵器“スイカ爆弾”
 欺くのは色だけではない。昨年中国で大きな話題となったのが、恐怖の「爆発スイカ」だ。
スイカを大きくするため、成長促進剤や膨張剤を畑に撒いたことが原因とされる。収穫直前の
畑で爆発したものが多いが、なかには店先で爆発した例も。スイカの熟れ具合を確かめようと
した客が軽く叩いたところ、中身が飛び散ったのだという。

 それを問い詰められた販売業者は「爆発するくらいのスイカが甘くておいしいんですよ」と
ひょうひょうと説明したというから、もはや笑えないコントのような話である。

取材・文/オフィス三銃士

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