スヌーピーの作者チャールズ・M・シュルツ氏と親交のあった日本人アーティスト大谷芳照氏の
呼びかけにより、日本の伝統工芸の匠たちが結集!“スヌーピー”をモチーフに各自の技を競う
クリエイティブ魂あふれる作品たちが誕生した!
■スヌーピーを題材に日本の匠が腕を競う
世界中で愛されるキャラクター“スヌーピー”を生んだ『ピーナッツ』の作者、
故チャールズ・M・シュルツ氏。その遺志を継ぎつつ、同時に“ジャポニズム”を
身にまとったスヌーピーたちが、この春から日本全国を巡る。
仕掛け人は、墨と筆でスヌーピーを描いたことで知られる大谷芳照氏だ。
彼が初めてシュルツ氏と出会ったのは1993年、スヌーピータウンプロジェクトに参加するため、
渡米したときのことだった。持ち込んだアート作品がシュルツ氏の目にとまり、以来親交を深めて
いったという。大谷氏の使う「YOSHI」というアーティストネームもシュルツ氏の命名だ。その後、
大谷氏はピーナッツキャラクターを日本の感性で描けないかと考え、そこから生まれたのが、
代表作「墨絵+スヌーピー」グリフアートとなった。
今回開催される「スヌーピー×日本の匠展」は、その延長線上にあるユニークな挑戦だ。伝統工芸作家
を訪ねたときのこと、黙々と作品作りに打ち込むその姿が、アトリエでひとり『ピーナッツ』を描き続ける
シュルツ氏の姿に重なった。何かを作りだそうとするスピリットは、米国と日本という距離、漫画と工芸と
いう相違を超えたのだ。
その経験をきっかけに、「工芸作家たちにスヌーピーを表現してもらう」という取り組みが始まった。
日本に受け継がれる伝統工芸の素晴らしさを伝えたい。珠玉のような伝統の数少ない技を守り続けて
いる匠たちを、スヌーピーを通して多くの人に見知ってもらおう−−そう思い立ってから5年、ついに
日本全国の“匠たち”の手による「日本のスヌーピー」が一堂に会すこととなった。
世界で一番有名なスーパービーグル“スヌーピー”と、日本ならではの伝統工芸がコラボレートし
創り出される芸術品たち。その圧倒的存在感は、大きな感動を誘う。ぜひ実物に接してもらいたい。
【輪島塗】金・銀・錫などの粉や色粉を蒔いて模様を描く「蒔絵技法」で作られている。
黒と金を基調とした和テイストのスヌーピー。浦出勝彦作
呼びかけにより、日本の伝統工芸の匠たちが結集!“スヌーピー”をモチーフに各自の技を競う
クリエイティブ魂あふれる作品たちが誕生した!
■スヌーピーを題材に日本の匠が腕を競う
世界中で愛されるキャラクター“スヌーピー”を生んだ『ピーナッツ』の作者、
故チャールズ・M・シュルツ氏。その遺志を継ぎつつ、同時に“ジャポニズム”を
身にまとったスヌーピーたちが、この春から日本全国を巡る。
仕掛け人は、墨と筆でスヌーピーを描いたことで知られる大谷芳照氏だ。
彼が初めてシュルツ氏と出会ったのは1993年、スヌーピータウンプロジェクトに参加するため、
渡米したときのことだった。持ち込んだアート作品がシュルツ氏の目にとまり、以来親交を深めて
いったという。大谷氏の使う「YOSHI」というアーティストネームもシュルツ氏の命名だ。その後、
大谷氏はピーナッツキャラクターを日本の感性で描けないかと考え、そこから生まれたのが、
代表作「墨絵+スヌーピー」グリフアートとなった。
今回開催される「スヌーピー×日本の匠展」は、その延長線上にあるユニークな挑戦だ。伝統工芸作家
を訪ねたときのこと、黙々と作品作りに打ち込むその姿が、アトリエでひとり『ピーナッツ』を描き続ける
シュルツ氏の姿に重なった。何かを作りだそうとするスピリットは、米国と日本という距離、漫画と工芸と
いう相違を超えたのだ。
その経験をきっかけに、「工芸作家たちにスヌーピーを表現してもらう」という取り組みが始まった。
日本に受け継がれる伝統工芸の素晴らしさを伝えたい。珠玉のような伝統の数少ない技を守り続けて
いる匠たちを、スヌーピーを通して多くの人に見知ってもらおう−−そう思い立ってから5年、ついに
日本全国の“匠たち”の手による「日本のスヌーピー」が一堂に会すこととなった。
世界で一番有名なスーパービーグル“スヌーピー”と、日本ならではの伝統工芸がコラボレートし
創り出される芸術品たち。その圧倒的存在感は、大きな感動を誘う。ぜひ実物に接してもらいたい。
【輪島塗】金・銀・錫などの粉や色粉を蒔いて模様を描く「蒔絵技法」で作られている。
黒と金を基調とした和テイストのスヌーピー。浦出勝彦作