水商売って安くお酒を仕入れて、高い値段で売るイメージがあるが、明朗会計の注目店がある。
名前からして頼もしく「原価BAR」という。赤坂にオープンした3号店は、立地条件も良く、連日
お酒好きのたくさんのお客さんで盛り上がっているみたいだ。

 何が凄(すご)いかって、提供しているお酒や料理がまんま原価なのだ。ではお店の取り分は
幾らか?それは入店時に頂く1500円のチャージのみ。客単価は、だいたい3000円ほどだ。早速、
「飲まぬお酒の皮算用」というわけで、現場に行きリーズナブルな飲み方を研究してみた。

 驚いたのが、サントリーの角瓶が、一杯60円からあったこと。それにソーダ30円を足して
ハイボールが90円也。え〜と1500円のチャージだから、ハイボール16杯?そこまで沢山飲めません。
実はお客さんが得する飲み方は、高い価格のお酒を飲むことだと言う。例えば山崎の25年、これが
一杯4500円也。高いと思うけど、普通のバーじゃ1杯1万2000円はするシロモノだよ。一番得なのは
1万円ぐらいのシャンパンだ。巷(ちまた)じゃ2万〜3万円はするので、凄く経済的。

 女性客も多いので、まずは2000円前後のワインをみんなで空けて、それから料理なんてのも
いいのかな。ローストビーフが300円、ピザが270円から、牛スジカレーが240円って、
学食以下じゃないか。料理も原価なのが嬉しい。ふらりとひとりで来て原価飲みへ挑むのもいいし、
カップル飲みも素敵だし、団体はそれなりに経済的でしょう。ちょっとこの仕組み、ほかの飲食店にも
波及させたいですね。

撮影 金子靖

酒

<原価BAR 赤坂見附>