河本さんの今回の騒動は認識が甘かったでは通用しないですが、根底にあるのはモラルの
問題だと思います。 僕が不思議なのは、河本さんはお金を稼げるようになった時に
「これで母親は生活保護を受けなくても済む」という喜びや幸せを、なぜ感じなかったんですかね。
普通喜びますよ、自分が稼いで援助すれば母親が保護受けなくてよくなるんだから。

 失業保険だって、早く就職決まってもらえなくなったほうがいいと思うでしょ。 公的援助を
受けなくてもよくなったのは、誇らしいことじゃないですか。もらい続けたほうがいい、なんて
思うのはモラルの低下としか言えない。 もらえるものはもらっておけ、もらい逃げしちゃおう、
というのは別に河本さんだけじゃなくて、現在の日本全体の空気かもしれませんね。

 「河本氏はテレビに出るな」という声は筋違い 河本さんは自分が所属する吉本興業の
社会的影響の大きさをわかっていたんでしょうか。吉本はいま、お笑いだけをやっている大阪の
プロダクションじゃないんです。河本さんもそうだけど、吉本のお笑い芸人たちは、東京発の
情報番組に出て司会やコメンテーターをやっている。そこに出ている芸人の影響力や所属する
事務所の社会的責任は大きいですよ。そういう意識はなかったのですかね。 

 あと、河本さんがテレビに出るなっていう声があるみたいですが、ちょっと違うと思いますね。
アメリカなんて有名人の女性スキャンダルが発覚しても、クスリで逮捕されてもメディアから
抹殺されることはありません。

 事件や騒動と仕事は別。セカンドチャンス、サードチャンスを与えることは社会的には
重要なことだと思いますよ。 日本の場合は、警察に捕まった容疑者の段階で狄篦衢罪〞に
なってメディアから消されちゃうからね。抹殺するのはよくない。

 しかも、河本さんの場合は、逮捕されたわけじゃないですから。 今回の騒動で生活保護を
本当に必要としていて困っている人たちがいる、ケースワーカーが足りないなど、生活保護の
問題を一般化しという点だけは意味があったかもしれない。

 本当に生活保護を必要とする人たち(親族と絶縁している人たちが多い)が申請しにくくなったと
いう、逆効果も生んでしまったのですが。